雛人形の片付け方の注意点は?お手入れの方法と保管する場所は?
ひな祭りで飾った雛人形の片付け方について紹介します。
間違った片付け方をするとカビが生えるなど人形を痛めてしまいます。
大切な人形を長く飾っていくためにも、お手入れをきっちりとして正しい保管の方法を確認しておきましょう。
雛人形の片付け方で注意することは?
雛人形を片付ける時には3つの注意点があります。
・片付ける時期
・お手入れの方法
・保管場所
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
まずお雛様を片付ける時期については以前の記事でも紹介していますが、
一番大切なのは「良く晴れた日」を選ぶという事です。
ジメジメした日に片付けてしまうと埃を払えないだけでなく、湿気でカビが生える原因にもなってしまいます。
また良く晴れて乾燥した日にしまうことで、ひな人形だけでなく収納する箱の湿気もとばすことが出来ます。
自然の事なので読みにくいところはありますが、天気を最優先にして片付ける日程を決めましょう。
次の章では片付けた雛人形のお手入れ方法を紹介します。
雛人形のお手入れの方法は?
雛人形のお手入れは、まずお道具類を全て外します。
次に毛バタキなどでホコリを払っていきます。
人形の顔などの細かいところは絵筆を使うときれいに落とせます。
ホコリがついているとカビや虫食いの原因になってしまうので
丁寧に落とすようにしましょう。
外した道具類は乾いた柔らかい布できれいに拭きます。
金属部分は指紋など手の脂などが付きやすいので綺麗に拭き取ります。
雛人形を収納する方法は?
お手入れが終わったら人形の顔や手などを和紙(薄葉紙)で包みます。
薄葉紙で包むのはひと手間掛かるので面倒ではありますが、
それにはちゃんとした理由があります。
・人形の顔などにキズが付かないようにする
収納しているときに誤って傷をつけてしまう事の無いように保護します。
・髪の毛や紐の房が折れ曲がらないようにする
雛人形を箱にしまう時は寝かせた状態でしまいます。
柔らかい紙で包んでおくことで、寝ぐせが付くのを防ぐことが出来ます。
・湿度を調節してくれる
和紙には湿度を調節する機能があります。
湿度が高すぎるとカビが、低くて乾燥し過ぎるとヒビが入ってしまいます。
薄葉紙で包むことで急激な湿度の変化を抑えることが出来ます。
・防虫剤が直接触れるのを防ぐ
雛人形を片付ける時には防虫剤を一緒に入れますが、
蒸発した薬剤が顔などに直接触れてしまうとシミになってしまいます。
薄紙で包んでおくことでシミになるのを防ぐことが出来ます。
次に薄葉紙で包んだ雛人形を1体づつビニール袋に入れて、
収納用の箱に入れていきます。
虫食い対策に人形用の防虫剤も忘れずに入れておきましょう。
箱の隅など人形に直接触れない場所に置くようにします。
箱の中に余分なスペースがあるときには、
人形が動かないように紙などを詰めれば収納は完成です。
あとは風通しの良い場所に保管しましょう。
収納用の箱の中に「除湿剤」は入れないの?と思われるかもしれませんが、
良く晴れた日に陰干ししてから片付けていれば、カビが生えることはまずありません。
あとは保管場所の問題ですね。
湿度の高い地域に住んでいる場合など心配な場合には、
防虫剤と除湿剤が一緒になったものも販売されているので使ってみると良いかもしれませんね。
雛人形を保管する場所は?
家の中で雛人形を保管する場所といえば、押し入れやクローゼットでしょうか。
できれば温度と湿度が安定している場所を選びましょう。
普段使っているお布団は汗などで湿気を含んでいるので
同じ場所にしまわないようにしましょう。
風通しを良くするために「すのこ」を敷いて一段高くするのも効果的です。
雛人形を収納した箱のそばには除湿剤を置きます。
除湿剤は定期的にチェックし、中身がプルプルしてきた時は新しいものに取り換えましょう。
湿気が多い夏場などは数週間しか持たないので注意が必要です。
湿気は低いところに溜りやすいことから押し入れの天袋や屋根裏の物置部屋に保管する方もいますが、
このような場所では「しまいっぱなし」になってしまいます。
大切なものは目の届く場所に保管するのがポイントです。
あとは少し面倒ですが10月ぐらいの天気の良い時期に、
一度箱から出して「虫干し」すれば万全です。
雛人形の片付け方のまとめ
雛人形の片付け方を紹介してきましたが、いかがでしたか?
少しめんどなところもありますが、
大切な人形を長持ちさせるために必要な事です。
翌年、箱を開けた時に「あっ」という事にならないように
きちんとお手入れをして大事に保管していきたいですね。
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