インフルエンザの予防接種 副作用の症状は？いつまで続く？病院に行った方が良い場合は？

子供にインフルエンザの予防接種を打った後、
発熱したり、体がだるくてぐずったりしているのを見ると親は心配になりますよね。

たいていは予防接種の副作用で一時的なものですが、
重度の副作用が出ることもまれにあります。

よくある副作用の症状と治るまでの期間、病院を受診したほうが良い場合の見極め方を紹介します。

インフルエンザの予防接種で起こる副作用の症状は？

インフルエンザの予防接種を打つと、注射をした箇所が赤く腫れて熱を持つことはよくあります。
しかし発熱となるとちょっと心配になりますよね。

特に小さい子供の場合には、症状を上手く伝えられないこともあるので
何が原因でぐずっているのか分からないこともあります。

いざというときに慌てないためにも、
あらかじめインフルエンザの予防接種の副作用はどのような症状が出るのか確認しておきましょう。

そもそもインフルエンザの予防接種では、免疫を付けるために不活化したインフルエンザワクチンを体に注射します。
その時に免疫が付く以外にも体に反応が出ることがあります。

その反応の事を副反応（副作用）といいます。
副作用の症状としては以下のようなものがあります。

【軽度】

・赤くなる
・腫れる
・熱を持つ
・軽い痛みが出る

注射をした部分に出る症状で、接種した人の１０～２０％に出ます。

打った箇所が赤くなり、熱を持って腫れてきます。
触れるとヒリヒリとした痛みがあります。

・発熱
・頭痛
・寒気
・体のだるさ

体全体に出る症状で、接種した人の５～１０％に出ます。
風邪のような症状なので、副作用かどうかの見極めは素人には難しい部分があります。

【重度】

・発疹
・じんましん
・かゆみ
・呼吸困難など

まれにアナフィラキシーショックのようなアレルギー反応を起こす場合があります。
病院では予防接種後３０分ほど安静にしておくように言われますが、このような症状に対処する為というのも理由の一つです。

ほかにもギランバレー症候群、けいれん、急性脳症などの重い副反応がまれに起こることがあります。

インフルエンザの予防接種 副作用はいつまで続く？

インフルエンザの予防接種で副作用が出る場合、
個人差がありますが通常は接種した当日か、遅くても翌日には症状が現れます。

風邪と似た症状の場合など、副作用かどうかの判断が難しいこともありますが、
副作用の場合は２～３日で症状は治まってきます。

アナフィラキシーショックなどのショック症状は接種後すぐに出ることが多いので、
３０分ほど様子を見て症状が出なければ心配はないでしょう。

インフルエンザの予防接種の副作用で病院を受診したほうが良い場合は？

急性のショック症状が出た場合にすぐに病院へ行くのはもちろんですが、
副作用と思われる症状が１週間以上続く場合も一度受診したほうが良いでしょう。

また風邪のような症状の場合でも早めに病院に行った方が良い場合があります。
それは発熱や寒気などの他に下痢や嘔吐の症状がある時です。

予防接種の副作用で下痢や嘔吐の症状が出ることは稀です。
胃腸の風邪が流行る時期でもあるので、予防接種で病院に行った際にウイルスを貰ってきた可能性も考えられます。

その様な症状がみられるときには、脱水症状には十分に注意しましょう。
子供がぐったりとしてきた時や、数日たっても改善しないときには病院を受診した方が良いでしょう。

まとめ

通常、インフルエンザの予防接種でおきる副作用の症状は２～３日ほどで治まります。

それ以上続く場合や、下痢や嘔吐などの症状がみられるときには
副作用ではなく、別の病気の可能性が考えられます。

気になる症状がある場合には早めに病院を受診しましょう。

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