インフルエンザの予防接種の妊婦への影響は?いつから打てる?防腐剤無しワクチンとは?
2016/11/05
インフルエンザの予防接種は妊娠中でも打った方が良いと聞きますが、
胎児への影響を考えると心配になってきますよね。
インフルエンザの予防接種の妊婦への影響と、打っても良い時期、
防腐剤無添加の妊婦用ワクチンについて紹介します。
インフルエンザの予防接種の妊婦への影響は?
妊娠中は胎児への影響が心配なので、
予防接種で異物を体内に入れることはためらわれますよね。
インフルエンザの予防接種の妊婦への影響はどれぐらいあるのでしょうか?
日本産科婦人科学会によると、
インフルエンザワクチンの妊婦への使用の安全性と有効性は確認されています。
そのため妊娠中でも安心してインフルエンザの予防接種を打つことが出来ます。
もちろん予防接種の副作用によるリスクはゼロではないので、
メリット、デメリットを考えたうえで最終的には自分で判断するしかありません。
特に卵アレルギーがあり、普段から卵を控えているような場合には
ショック症状が出ることも考えられるので控えた方が良い場合もあります。
また予防接種を受けたとしても、インフルエンザに罹ることがあります。
インフルエンザに感染した場合でも、即胎児に影響が出るものではありません。
抗インフルエンザ薬のタミフルやリレンザを飲むことも出来ます。
ただ妊婦の場合は免疫が低下するためか、インフルエンザに罹った時に重篤化しやすい傾向があります。
そんな時に効果が期待できるのが予防接種です。
インフルエンザの予防接種では感染を完全に防ぐことは出来ません。
しかしインフルエンザが発症した時に重篤化を防ぐ効果が期待できます。
インフルエンザの予防接種 妊婦はいつから大丈夫?
インフルエンザの予防接種を妊婦が受ける時期はいつから大丈夫なのでしょうか?
妊娠初期は避けた方が良いとか、中期以降の安定期になってからなどいろいろな意見がありますが、
現在では妊娠の時期に関係なく、いつでも接種することが可能になっています。
以前は妊娠初期は自然流産が多い時期でもあり、ワクチンとの関連性がはっきりとしなかった為
混乱を避ける目的でインフルエンザの予防接種を控えていました。
しかし現在ではインフルエンザワクチンの安全性は確認されており、
妊娠の時期に関係なく全期間で予防接種を受けることが出来ます。
インフルエンザの予防接種 妊婦用の防腐剤無しワクチンとは?
妊娠中にインフルエンザの予防接種を打つ場合、
病院によっては妊婦用の防腐剤無添加のワクチンを勧められることがあります。
初めて聞く場合には、妊婦用?防腐剤?となってしまうかもしれませんね^^
現在日本で最も流通しているインフルエンザのワクチンは
大人2回分の分量である1ml入りのものです。
この2回分入りのワクチンでは、
1回目を使った後、2回目を使うときまで保存しておく必要があります。
その時に安全性を保つために微量の防腐剤(殺菌剤)が入っています。
一方で流通量は少ないものの、1回分である0.5ml入りのワクチンもあります。
こちらの場合は1回使い切りの為、防腐剤は入っていません。
本来は妊婦用というわけではないのですが、
病院によっては妊婦さんには1回使い切りの防腐剤無添加ワクチンをすすめるところがあります。
ちなみに産婦人科学会によると
防腐剤入りのワクチンを妊婦に接種しても胎児に影響は無いと発表しています。
また住んでいる地域によっては防腐剤無添加のワクチンの入手が困難な場合もあります。
そこまで神経質になる必要もありませんが、もし出来るなら・・・という程度で考えておきましょう。
*2016年のインフルエンザワクチンは防腐剤入りの1ml製剤のみとなります。
熊本地震の影響で、熊本のワクチン製造企業が生産を中止する期間がありました。
供給不足を解消するため他のメーカーは1ml製剤のみを生産し、供給量を確保するようです。
まとめ
インフルエンザの予防接種の妊婦への影響は限定的で、安全性、有効性は確認されています。
接種可能な時期は妊娠の時期にかかわらず全期間で接種が可能です。
インフルエンザの予防接種は重篤化を防ぐ効果が期待できますが、
副作用のリスクはゼロではないのでお医者さんや家族とも相談し、最終的に接種するかどうかは自分で判断する必要があります。
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