エンディングノートの内容と書き方!遺言書との違いは何?
あなたはエンディングノートというものを知っていますか?
最近では『終活』という言葉が頻繁に使われるようになり、
高齢者の間ではエンディングノートを書くのが当たり前になってきています。
また震災や災害が増える近年、
若い人の間でもエンディングノートを書くことが広まっています。
エンディングノートを作成することは年齢に関わらず、珍しい事ではありません。
ここではエンディングノートの内容や書き方を紹介します。
エンディングノートとは何?書くべき内容は?
エンディングノートとは、自分が生涯を終えるときに
病気や老化などで自分の意思を伝えられなくなる場合に備えて、伝えたいことを書き留めておくものです。
残された家族への感謝の気持ちや、想いをエンディングノートに書いていきます。
以前は「エンディングノートは年老いてから書くもの」というイメージが一般的でした。
しかし現在では、自分の死後の希望や伝えたい事、
人生を見つめ直す手段として若い世代にも認知されています。
エンディングノートに書く内容・目的は人によって様々です。
・自分の人生を見つめ直すもの
・死後の希望を伝えるもの
・残された家族へ伝えたいこと
・遺族が困らないように(トラブルを回避するため)
自分の死後に残された家族が困らないように、
自分の意志や思いを伝えることができるのがエンディングノートです。
普段はなかなか言えない感謝の思いを伝えることもできます。
エンディングノートと遺言書の違いは何?
私は以前、テレビでエンディングノートについて特集している番組を見たことがあります。
その時に思ったのは、エンディングノートと遺言書は同じなの?ということでした。
詳しく調べてみると「エンディングノート」と「遺言書」には決定的な違いがありました。
2つの大きな違いはエンディングノートには法的な効力がないというところです。
遺言書は財産などの相続をスムーズに行うために、
法的に認められる形で残すものになります。
そのため間違った書き方をすると無効になることもあります。
一方でエンディングノートには法的な効力は一切なく、書き方も自由です。
どんなものでも自分の好きなように書くことができます。
書く内容としては自分の人生を振り返って思う事や、
家族への感謝の気持ち、今自分が楽しい事など、これといった決まりはありません。
自分が書きたいと思う事を自由に書いていいのです。
遺品や形見分けリストなども書いておくと家族への負担が少なくなりますね。
あまり難しく考えないで、書けそうだなと思うところから始めてみましょう。
エンディングノートの書き方はコレ!!
それではエンディングノートを実際に書いてみましょう。
あらかじめ、書くべき項目が記載されている市販のエンディングノートを使うと書きやすいでしょう。
ここからはエンディングノートに書く内容を具体的に紹介していきます。
[自分のこと]
名前、生年月日、血液型、住所、電話番号、緊急連絡先を書いておきましょう。
[家族構成や親族など]
自分の家族のこと、親、兄弟、子供のことを書きます。
[今までの自分について]
学歴や今まで勤めてきた会社のこと、
人生を振り返って思い出に残っていることなどを書いておくといいでしょう。
[ペット]
ペットを飼っている場合は必ず書いておきましょう。
ペットは話すことができないので、情報をきちんと書いておくことが必要です。
[友人リスト]
友人の名前や連絡先。
自分にもしものことがあったときに、知らせてほしい人のリストをかいておきましょう。
[財産について]
クレジットカード、預貯金情報など自分の財産情報の詳細を書きます。
財産分与に関しては遺言書を作成して下さい。
[葬儀について]
故人の希望が分からなかった場合、親族は葬儀のことで悩んでしまいます。
葬儀の実施や会場、規模などを記載しておくと家族の負担は軽減されます。
希望があるならばきちんと書いておきましょう。
[遺言書の情報]
遺言書を作成した場合は、遺言書の相談先、保管場所を記しておきます。
[大切な人へのメッセージ]
家族や、友人など大切な人へのメッセージを感謝の気持ちを込めて書いておきましょう。
以上、エンディングノートの書き方、内容について紹介してきましたが、
書き方に決まりがあるわけではありません。
書きたい内容を自由に書いていきましょう。
エンディングノートを書く時のポイントとしては、
最初から完璧を求めないことです。
徐々に追加しても良いものなので、
その時々に書きたいことを、書き足していきましょう。
エンディングノートの書き方や内容のまとめ
エンディングノートと聞くと「死」を意識したものと思われがちですが、
残された家族の負担を少なくするため、
普段言えない感謝の気持ちを伝えるために作成する人が増えています。
もしもの時にあってよかったなと感じるエンディングノート。
難しく考えず、自分の言葉で1冊書いてみてはどうでしょうか。
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