高速道路の渋滞の原因は?発生しやすいポイントと緩和する方法は?
高速道路で渋滞が発生する原因を知っていますか?
渋滞が発生するメカニズムは科学的に解明されています。
渋滞の原因と発生しやすいポイント、緩和する方法について解説します。
高速道路の渋滞の原因は?
高速道路では事故や工事での渋滞もありますが、全ての渋滞のうち75%は交通集中渋滞(自然渋滞)と呼ばれるものです。
そして交通集中渋滞の75%以上は、前の車からのブレーキの連鎖が原因になっています。
ブレーキの連鎖というのは、
前の車が減速する→それを見た後続車も減速→さらに後続も減速、と続いていくことです。
このブレーキの連鎖が渋滞へとつながっていきます。
このように渋滞のメカニズムは解明されています。
また、渋滞が発生しやすいポイントも分かっています。
高速道路で渋滞しやすいポイントは?
渋滞が一番発生しやすいのは、下り坂から上り坂に変わるサグと呼ばれるポイントです。
下り坂で加速してきた車が上り坂に差し掛かると、知らないうちに減速してしまいます。
そのため後続車も減速することになり、それが連鎖して渋滞につながります。
同じようなことはトンネル入り口や、車線の合流部でも起こります。
トンネル入り口では、視界が暗くなる事で圧迫感を感じ、速度を落としてしまいます。
それを見た後続車もブレーキを踏み減速します。
そして、さらに後続車も、という具合に次々と連鎖していき渋滞に発展します。
車線の合流部では、元々2車線の所に別の1車線が合流します
合流後3車線あれば問題ないのですが、たいていは2車線のままです。
そうなると車間距離を開けようとするため走行車線の車の速度が落ちます。
それを避けて追い越し車線に移動する車もありますが、
今度は、追い越し車線を走る車が増え、車間距離を獲るために減速が必要になります。
そのため合流してくる車が多くなると、渋滞につながります。
高速道路の渋滞を緩和するには?
渋滞を緩和するには、車間距離を40メートル以上開けて走行することが有効です。
40メートル以上の車間距離があると、前の車のブレーキに対し
後続車は急ブレーキを踏むことが少なくなります。
そのためブレーキの連鎖は起こらず、渋滞になりません。
ブレーキの連鎖が強まるか弱まるかの境目が
車間距離40メートルになることが実験で証明されています。
1キロから2キロの渋滞であれば、車間距離を40メートルに保った運転で解消することができます。
まとめ
高速道路の渋滞の大部分は、ブレーキの連鎖が原因です。
速度が落ちやすいポイントを意識すること、
車間距離を40メートルとることで渋滞を緩和することが出来ます。
また、車間距離を多めにとることは、渋滞緩和だけでなく安全運転にもつながります。
「ちょっと混んできたな」と感じた時には、
全ての運転者が車間距離をとり、ゆったりとした気持ちで運転したいものです。
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