子育ての悩み 一人っ子のメリットデメリットとママがするべき事とは?
どのママでも、ほとんどのママが最初は一人っ子のママです。
多くの子供は、一人っ子の経験があるわけですが、
兄弟ができれば、兄弟との人間関係が自然に形成され、
良くも悪くも、そこから学ぶことはたくさんあります。
そんな機会がない一人っ子。
一人っ子のママが思うこと。
一人っ子のママが悩むこと。
一人っ子ママ同士で話をしていると、
同じようなことを感じているんだなと思うことが多いです。
ベビーの頃は、一人っ子だろうが、下の子だろうが、
さほど何かが違うということはないと思います。
しかし、歳を重ねるごとに、一人っ子とそうでない子の違いが
わかりやすくなってくることが多いですよね。
何がそうさせるのか。
やはり、生活環境、親の接し方なのだと思うのです。
では、一人っ子ママがどんな風に感じて、どんなことで悩んでいるのか。
どんなことを気を付けて育てようと思っているのか。
一人っ子ママの子育ての参考や、
兄弟を考えられてる方の参考にしてもらえたらと思います。
子育て中の悩み 一人っ子はマイペースな子が多い?
「一人っ子?」と聞かれる子に、どんなタイプの子が多いのでしょうか。
まず一番に思い浮かぶのが「マイペース」という特徴ではないでしょうか。
我が家の息子もとてもマイペースです。
大勢での食事の時など、周りのほとんどが食べ終わっていたとしても、
まったく動じることはありません。
急ごうという気配すらありません。
ゆっくりマイペースに、時には会話に夢中になったりもして、
食事を進めます。
「みんな食べ終わって、食べ終わってないのはあなただけよ!」
と声をかけても、
「ほんとだね」
と応えるものの、急ぐ気配は見られません。
友達と遊んでいるところを見ていても、いくつになっても、
本人は周りに合わせていないつもりはないものの、
何かと行動がマイペースな部分が目につき、
「もう少し合わせればいいのに」と思うこともあります。
見ていてイライラすることもありますが、
あまりにもマイペースすぎて迷惑がかかってしまう場合以外は、
注意はしないようにしています。
マイペースだって、いい部分もたくさんありますからね。
自分のペースで物事を進めるため、取り組んでいる間、
とても集中して作業できているように思います。
小さい頃から一人で遊ぶ習慣がある一人っ子は、
その時間を周りに邪魔されることなく遊ぶことができるため、
遊び自体に集中することができます。
そのため集中して遊んでいる間はそのままにしておきます。
息子が小さかった頃は、レゴが大好きで、
レゴで遊んでいるとかなりの時間集中して作りこんでいました。
座ってレゴを組み立てているだけなのに、額も頭も汗だく。
すごい集中力だと、親の私が感心したくらいでした。
そんな時間を邪魔しないでいると、どんどん集中できる時間も長くなり、
集中の度合いも深くなります。
学校に行くようになって、その集中力が発揮されていることを実感しました。
学校の授業を集中して聞けるため、さほど家庭学習をしなくても、
それなりに理解することができました。
中学校になってからも、周りの友達に、
「いつ勉強してるの?」とよく言われています。
相変わらず、さほど勉強はしていませんが、
学校や塾で集中して授業を受けられているおかげか、
心配しなければならない成績ではありません。
マイペースに作業を進められる環境にある一人っ子ならではの
副産物だと思っています。
子育て中の悩み 一人っ子はわがままになりやすい?
「一人っ子=わがまま」と思われているケース、多々ありますよね。
これは、一人っ子ママは、よく耳にする言葉だと思います。
わがままと言われる子に育たないように!
と、気を付けて子育てされているママも多いでしょう。
そもそも「わがまま」とは、どういう状態を言うのでしょうか。
調べてみると、たいてい、「周りのことを考えず、自分のことだけを行動する様」というようなことが書かれています。
でも、赤ちゃんのうちからわがままだったということはあり得ませんよね。
一人っ子だからわがままなのではなく、
育った環境によってわがままになっていくのだと思うので、
これは子育て方法によって回避することができます。
まず、一人っ子は、自分のおもちゃをいつでも好きな時に使えます。
誰にも取られたりする環境ではありません。
それ故に、自分以外の人と一緒に使う、
誰かが使っている間、使いたくても我慢する、
という場面を小さいうちに学ぶ機会が少ないわけです。
それならば、そういう機会を作ればいいのです。
ママが一緒に遊んであげる時、いつも子供を優先するのではなく、
順番やルールを決めて、ママの順番の時には我慢するということを
教えてあげればいいのです。
その他の場面でも同じです。
泣いたりわめいたりすれば物事が通っていくということを
絶対に認めないこと。
欲しいものを与えれば、泣く事はやめるかもしれません。
でも、その場で泣き続けることよりも、
もっと厄介な状態や我が子が大きくなった時の苦労がその先に
待っているのだと思ってください。
正すべきことは、芽が小さいうちに摘んでしまうことが大切だと思うのです。
ダメなことはダメ、自分の思い通りにはならなくて我慢しなければならない時も
あるのだということを小さいうちから教えてあげてください。
我が家の場合、遊びのルールは1歳頃から徹底していました。
公園に連れて行った時には遊具も順番。
「次はママの番だから、ここで見てて」という時に、
「もう一回したい!」というそぶりを見せても、
「順番だから、ママが終わったら、またもう一回やろうね」
と、必ず順番を守ってもらっていました。
特に滑り台が滑りたいわけではありませんが、同じように滑っていました。
大人げないように見えますが、小さいうちに子供同士の中でのルールを
私相手にできるようになっていれば、お友達との間でもできるように
なるのではないか思ってそうしていました。
スーパーに行く時は、必ずカートに乗る約束にしていました。
結構大きくなるまでカートに乗るのが当たり前になっていて、
「もうそろそろ歩いてもらってもいいかな」と私からお願いしたくらいです。
カートに乗れば思い通りに動けませんから。
あっちに行きたいと泣いたとしても、お約束なので行きません。
スーパーに入る前に、
「お買い物の間お利口にしてくれていたら、お菓子1つね」
と約束しているので、お買い物の最後には、
お菓子コーナーで1つ好きなものを選ぶ時間を取っていました。
時々、寝転がって駄々をこねる子供を見かけることがあったのですが、
一度、息子が、
「そんなことしたらダメよ!お利口にしないとお菓子買ってもらえないよ!」
とカートに乗ったまま声をかけたことがありました。
急にそんなことを言ったことに驚いたのと恥ずかしかったのとで、
「すみません」と慌ててその場を去ったのですが、離れた後、
「そうだね。あんなところで寝転がったらダメだもんね」
と、ちゃんと理解していたことに対して褒めてあげたこともありました。
子育て中の悩み 一人っ子は優柔不断になりやすい!
わがままで自己中心的だと思われる一人っ子ですが、
案外、一人っ子ママからよく聞こえてくる声が、
「優柔不断なの」ということです。
普段、一人で独占している一人っ子によく見られるのが、
物への執着心が薄いことです。
また、「両親と子供」の核家族が多い中、一人っ子は、
大人の中で過ごす時間が長いです。
そんな中でありがちなのが、気付かないうちに、
子供の自主性を奪ってしまうということです。
大人が自分でやった方が早い。
大人が自分でやった方が汚れなくて済む。
など、子供に自分でやらせるより、自分がやってあげた方が
大人からすると都合がいいことが多く、
無意識のうちに、子供がチャレンジするチャンスを奪っているのです。
兄弟がいれば、ママの手が回らずに子供達ができるチャンスも増えるかと
思うのですが、一人っ子の場合、大人の手の方が多いため、
子供の手を使う機会がどうしても少なくなってしまうのです。
子供は、自分の知らないところで当然のように物事が進められてることも
多く見られるということです。
独占できる環境のため物への執着心が少ない。
自分で何かをする機会が少なく、それに不満もない。
結果、自分で選択しようとする部分が見られることが少なくなります。
選択させようと思った時、
「どっちでもいいよ」
という答えが返ってくることが多いと思いませんか。
私は、一時期、息子のその様子がすごく心配になりました。
「ご飯食べる?」の問いにも「どっちでもいい」
「青と緑、どっちがいい?」の問いにも「どっちでもいい」
もちろん自分の興味のあることには、積極的に自分の意見を
言うこともあります。
でも、それ以外の部分で選択することが極端に少ないように思いました
そのことに気付くまでは、息子に、
「こっちとこっち、どっちにしたらいいかな?」
と聞かれた時には、「こっちの方がいいかな」と私の意見を伝えていたのですが、
気付いてからは、
「あなたは、どっちがいいの?」と、まず考えさせるようにしました。
なかなか、優柔不断な部分は消えてくれませんが、
大きくなった今でも、本人の意見を必ず聞くように心がけています。
子育て中の悩み 一人っ子は大人が世話を焼きすぎる?
一人っ子の場合、家の中ではもちろん大人の中に一人の子供、
という図になります。
家の中でだけでなく、比較的、大人の付き合いの中に子供がいるという
図になることが多いのではないでしょうか。
大人の中にいる子供は、自分が王様です。
何でも必ず譲ってもらえます。
小さな子供にとっては、ストレスも少ない状態かもしれません。
そのような中で育つと、
子供同士の遊びや会話が上手にできなくなる場合もあります。
子供同士でいるのに、他のママに一生懸命話をしたり、
大人の輪の中に入ってこようとする場面、
目にしたことありますよね。
幼稚園や学校に上がる前は、それでも問題はないかもしれません。
しかし、幼稚園や学校の中では子供だけの社会があります。
もちろん、一人っ子だからといって、みんなが子供社会の中で
上手く立ち回れないわけではありません。
上手く立ち回れなくなることも考えられるということです。
時には思い通りに行かずに、泣く事も必要です。
そうして、思い通りにならなかった時の気持ちを知るからです。
多くの気持ちを知って、自分以外の人を思いやる気持ちへつながる。
私はそう考えています。
我が家の場合、10か月頃から、同じ学年になるベビーを持つ
ママのサークルに入りました。
ご近所サークルです。
普段は、ネットで自由に全員に連絡が取れ、
月に1度、公園や施設などでオフ会をしていました。
オフ会以外にも自宅や外で個人的に遊ばせてもらうことも多くなり、
おもちゃの取り合いや遊具の順番でケンカしたり泣いたり…
一緒におやつを食べる楽しみを知ったり…
兄弟がいない息子にとっては、お友達に譲ることや、順番ということ、
たくさんのことを学ばせてもらう場となりました。
思い通りにいく大人の中での息子とくらべ、泣くような事も起こりますが、
遊んでいる時は目をキラキラさせていて、そんな様子を見ていると、
『やっぱり子供は子供同士でいる時が楽しいんだね』と思いながら見守っていた覚えがあります。
大人でもいろんなタイプの人がいるように、
子供にもいろんなタイプの人がいます。
その中で、上手にお付き合いができるようになるには協調性が必要です。
大人の中で合わせてもらうばかりでは、合わせてもらうことが当然と認識してしまいがちです。
サークルでなくても、近所の公園や支援センターなどに出向いて、
子供の中で遊ぶ時間を早いうちから持たせてあげることはとてもいいことだと思います。
出向けない状況の場合は、先に書いたようにママが子供と同レベルになって対応してあげることでも、対応はできると思います。
早めにルールを知ることで、子供の中での葛藤が少なく、
自然に学べるという利点があります。
子育て中の悩み 一人っ子には自分だけの時間が必要!
1人の時間が多い一人っ子は、意外と1人の時間を必要とするタイプに育つことが多いです。
友達と遊ぶことが嫌いなわけではなく、1人の時間も必要とするということです。
これは言い換えると、一人の時間の楽しみ方を知っているとも言えます。
もし子供が1人で遊んでいる時を見かけたら、必要とされていない場合はそのままそっと見守ることをオススメします。
一見寂しそうな後ろ姿に見えても、1人の時間を満喫している場合が多いです。
集中していたり、楽しそうにしている場合は、子供自身の時間を持たせてあげてください。
我が家の息子も小さな頃も大きくなった今も、自分時間が大好きです。
クラブなどで忙しい日が続くと、あえて予定を入れずに自分時間に貴重なオフを使うこともあります。
小学生の頃、カードゲームにハマっていた時も、一人二役で遊んでいるのを見て、可哀想に思ったのですが、
友達と対戦するときに使うカードを決めるために、弱点や利点を見極めているから邪魔して欲しくないと言われたこともありました。
逆に1人の時間が取れないとストレスが溜まるようです。
1人で遊んでばかりでも心配しないでください。
お友達との時間、自分の時間を上手に使い分けていると思ってあげてください。
子育ての悩み 一人っ子のママに必要な事は?のまとめ
一人っ子の子育てをしているママに必要なこと。
もちろん言い出せばキリがありませんが、
私がいつも頭においているのは、
「見守る」
ということです。
小さな時、転んでしまったら、思わず抱き起こしてしまおうとしてしまう気持ちもわかります。
でも、子供は自分で立ち上がれます。
立ち上がれるように応援してあげてください。
学校の準備をしていなくても、してあげないでください。
忘れ物をしても届けてあげないでください。
きちんと準備をしていなくて忘れ物をしてしまったこと。
きっと学校で恥ずかしい思いもするでしょう。
でも、恥ずかしければ、次は忘れないようにステップアップしてくれます。
子供を守ることと、手を出すことを違います。
見守ってあげること、それは、手を出すことよりも親にとって大変なことです。
しかし、手を出すことで子供は育ちません。
可能性も摘み取ってしまいかねません。
一人っ子の場合、どうしても親の目がその子1人に集中してしまい、
そのつもりがなくても過保護に育ててしまうことが多いのです。
子供の可能性を信じて、
見守ってあげることで、きっと期待に応えてくれると私は信じています。
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