老後資金は夫婦でいくら必要?年金受給額と退職後に必要な貯蓄額の求め方!
老後の生活の不安は子育て世代の私でも不安になる悩みです。
「お金が尽きる日が来るかもしれない」「公的年金だけでは足りないかも」など
毎日不安に悩まされることのないように老後の資金はしっかりと準備しておきたいものですね。
しかし各家庭によって生活水準も異なるため、必要な費用も人それぞれ変わってくると思います。
あなたにとってどれくらいの老後の資金が必要なのか知る必要がありますね。
そこで今回は老後の生活で、夫婦2人での1ヵ月の生活費はどれくらいかかるのか、
夫婦でゆとりのある老後生活を送るにはどれくらいの資金が必要なのかなどについてお伝えしていきたいと思います。
老後資金は夫婦2人でいくら必要?もらえる年金額は?
仕事を退職した時に、老後の備えとして預金がいくら必要かを考える前に、
まずは老後を夫婦2人で生活する時に毎月いくら必要になるかを考えておきましょう。
生命保険文化センターが発表しているデータによると、
最低限の生活にかかる費用「最低日常生活費」が平均22万円、
ゆとりのある老後を送るための生活費は平均34.9万円となっています。
ゆとりある生活というのは、旅行・趣味・レジャーなどに使うお金のことです。
ゆとりのある生活というのは、人それぞれ違いがあると思いますが、
平均すると月35万あれば、「まずは一安心」といったところでしょうか。
結構かかりますね^^;
次は会社を定年退職すると生活がかなり変わってきます。
リタイア後の生活でお金に関する部分を見ていきましょう。
リタイア後はサラリーマン時代の生活とは収入支出ともに大きく変化しますので、その点についてあらかじめ知っておいた方がいいでしょう。
●定年によって不要になる支出例
・住宅ローン(完済した場合)
・会社での交際費・食費
・お勤めに必要なビジネス被服代
・子供の教育費(成人した場合)
・厚生年金保険料
・雇用保険料
・健康保険料
●定年に関係なく必要な支出例
・食費・水道光熱費
・住居費(固定資産税・リフォーム費用)
・生命保険料・損害保険料
・介護保険料
●定年によって必要になる支出例
・趣味や生きがいのための費用
・妻の国民年金保険料(妻が60歳になるまで)
・健康保険料
この「趣味や生きがいのための費用」が人によっては大きくなりそうですね。
しかし趣味に没頭したり、あちこちに旅行に出掛けたりするなど、
定年退職後の「生きがい」は必要です。
これが無いと、やることもなく家に引きこもってしまいますからね。
ある程度は自由に出来るように、備えておきたいところです。
年金支給額は夫婦2人でいくらもらえる?
定年によって不要になった支出も多いように感じますが、
収入がなくなった後でも生活に必要な保険料のお金などは結構かかりますね。
そういった老後の生活を支える主な収入源は公的年金ですが、どれくらいもらえるのでしょうか?
厚生労働省の発表では公的年金の平均金額は
・厚生年金 月額14.7万円
・国民年金 月額5.5万円
となっています。
老後は夫婦2人で暮らすことが多いため、2人で年金はどれくらいもらえるのかを把握しておいた方がよいでしょう。
ちなみに会社員の夫と専業主婦の妻の場合だと、一般的には合わせて月に20万円ぐらいが目安になるようです。
退職後に必要な貯蓄額の計算方法は?
先ほどの章では、退職後の夫婦二人分の生活費や趣味などにかかるお金、
もらえる年金の金額などを確認しました。
次は定年を迎える60歳までには、どれくらいのお金を準備しておけばいいのか?
貯金額について考えていきましょう。
60歳までにためておかなければならないお金は次の2つになります。
・60歳以降の生活費
・その他必要なお金
この2つから将来想定される公的年金の金額を引くと
退職時に必要な貯金額が分かります。
①60歳以降の生活費(85歳まで生きると仮定)
少しゆとりのある生活をした場合の25年間の生活費は、
約30万円×12ヵ月×25年=9000万円
②その他必要なお金
医療費、介護費用、住宅のリフォーム、修繕費、車の買い替えなど・・・
予備のお金として1000万円は必要です。
③入ってくる公的年金
夫婦2人あわせて月20万とすると・・・
65歳からの受給で85歳までの20年間
20万円×12ヵ月×20年=4800万円(85歳まで)
♦老後必要な金額
①9000万円+②1000万円-③4800万円=5200万円
ざっくりですが、このような金額になります。
今回は生活費を月に30万とした場合の目安になります。
生活の水準が高ければ、その分準備する金額も大きくなります。
いずれにせよ、短期間で準備できる金額ではありませんので計画を立てて準備する必要があります。
老後資金は夫婦2人でいくら必要?のまとめ
今回、退職時の預金額算出の際に使用した「最低日常生活費」はあくまで目安です。
どのような生活をするかで必要な預金額はガラッと変わってきます。
ちなみに月の生活費が5万変われば、25年間で1500万円も変わってきます。
正確な必要貯金額が知りたい場合には、
老後にどのような生活をしていくのかをしっかりとシミュレーションする事が大事です。
それが難しい場合には、だいたいの目安である3000万~5000万円を目標に、
ゆとりのある老後のために、計画的に準備していきましょう。
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