日本全国で、続々とスタートしているワイドFM。
AM放送を補完する、この新サービスの詳細について紹介します。
ワイドFMとは何?
ワイドFM(FM補完放送)とは、AM放送のラジオ番組を
FM放送で聞けるサービスです。
地上デジタルテレビへの移行で、アナログテレビで使っていた周波数帯域は空いています。
その空いた帯域の有効利用として始められたのがワイドFMです。
今までのFM放送の周波数は76.1~90MHzでした。
ワイドFMで使われる周波数は、90.1~94.9MHzになります。
その周波数帯域を、免許申請した放送局に割り当てられます。
ワイドFMはなぜ必要なの?
現在、AM放送は「中波」と呼ばれる比較的波長の長い電波が使われています。
中波には、「広範囲に電波が届く」というメリットがあるものの、
「鉄筋コンクリートを通らない」「電子機器の影響を受けて雑音が入りやすい」というデメリットがありました。
特に都市部では、高層ビルが多い事で電波が届きにくく、
さらにパソコンなど電子機器の影響で雑音が入りやすい状況が続いています。
一方で、FM放送では「超短波」と呼ばれる、波長が非常に短い電波が使われています。
こちらは広範囲の放送には向かないものの、
「雑音に強く」「クリアな音で聞ける」というメリットがあります。
そして都市部でのAM放送の改善のためにスタートしたのがワイドFMです。
AM放送の電波が届きにくい都市部を中心に、FM放送の電波を使って放送されます。
内容はAM放送の番組と全く同じものです。
限られた地域での放送となりますが、
場所によってはAM放送よりも良い音で聴くことが出来ます。
ワイドFMを聴くには何が必要?
ワイドFMを聴くには、90.1~94.9MHzに対応したラジオが必要になります。
今までのFM放送は90MHzまでなので、多くのラジオは対応していません。
地上波アナログテレビの音声を聴くことが出来たラジオの場合は、そのままでワイドFMも聴くことが出来ます。
また最近では、いろいろなメーカーからワイドFM対応のラジオが販売されています。
ワイドFMはAM放送と放送内容は同じですが、
AMはモノラル放送なのに対し、FMはステレオ放送されます。
ステレオ対応のラジオを使えば、今まで以上にクリアな音でラジオを楽しむことが出来ます。
まとめ
ワイドFM(FM補完放送)は、AM放送の都市部での受信状況を改善する目的で始められたサービスです。
専用のラジオが必要になりますが、受信する場所によっては
今まで以上に、クリアな音でラジオを楽しむことが出来ます。



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