秋の夕暮れに事故が多発するのはなぜ?原因と防止策は?
秋になり日が暮れるのが早くなってきました。
それに応じて、交通事故の発生件数が増えてきているようです。
特に重大な死亡事故は、夕暮れ時に集中しています。
秋の夕暮れに事故が起こりやすい原因と
防止するために運転中に気を付けることを紹介します。
秋の夕暮れは事故が多発するのは本当?
統計によると一日のうちで交通事故の発生件数が多い時間帯は
朝の8時~10時と、夕方の16時~18時の時間帯になります。
その中でも死亡事故に限定すると、16時~18時にかけての時間帯がピークになっています。
また月別では、10月、11月、12月が一年間で事故の多い月になります。
そういったことから、秋の夕暮れ時は重大な交通事故が起こりやすいといえます。
夕暮れ時の事故の原因は?
まず交通事故が朝と夕方に多く発生している事については、交通量が関係しています。
この時間帯は、朝は通勤通学ラッシュ、夕方は帰宅ラッシュと重なります。
そのため交通量が他の時間帯に比べて多くなり、それに比例して事故の発生件数も多くなっています。
次に夕暮れ時に死亡事故が多い原因としては、いくつかの理由が考えられます。
・交通量が多いことに加えて、1日の疲れで集中力が低下している。
・夕暮れ時は空には明るさが残るものの、道路は暗くなってきています。
どうしても明るいほうに意識が行ってしまうので、歩行者に気づくのが遅れてしまう。
・夏に比べると、秋は日没後に暗くなっていくスピードが速くなります。
そのスピードに人間の目が追い付かないので、一時的に視力が低下したり視野が狭くなってしまいます。
・歩行者側も車を見にくい時間帯なので、接近に気付かない事や
距離の目測を誤って、無理な横断をすることが多くなります。
夕暮れ時の事故を防止するには?
秋の夕暮れ時の事故を防止するには、早めのライト点灯と走行スピードを落とすことが大切です。
「秋の日はつるべ落とし」というように、秋の日没後はドンドン暗くなっていきます。
そのため、少しでも暗くなってきたと感じた時には早めにヘッドライトを点灯しましょう。
早めにヘッドライトを点灯することは、
歩行者側も車の接近に気付きやすくなるというメリットがあります。
また対向車がいないときには、ヘッドライトを上向きに切り替えましょう。
ライトの照射範囲は上向きの場合は約100m、下向きの場合は約40mになります。
ブレーキを踏んでからの停止距離は走行スピードによって変わりますが、
時速60キロで走行した場合、停止距離は44mになります。
もし下向きのライトで時速60キロで走行した場合、
歩行者に気付いたとしても、間に合わない計算になってしまいます。
そのため、早めのライト点灯(出来れば上向き)と走行スピードを落とすことが
事故を防止するための重要なポイントになります。
まとめ
夕暮れ時に運転する際には、事故が発生しやすいことを意識して運転しましょう。
特に秋以降は、暗くなるスピードに目が追い付きません。
早めにヘッドライトを点灯し、スピードを落として安全運転を心がけましょう。
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