プレミア12とwbcの違いは？重要なのは開催時期と球数制限！

プレミア12が１１月８日に札幌ドームで行われる日本対韓国戦で開幕します。
ＷＢＣと同じく野球世界一を決める大会です。

日本が過去に２度優勝しているＷＢＣとの違いを紹介します。

プレミア12とwbcの違いは？

プレミア12とwbcの違いは、いくつかあります。

まず大会を主催する団体が違います。

wbcはメジャーリーグベースボール機構（MLB）とその選手会が主催するのに対し
プレミア１２は世界野球ソフトボール連盟（WBSC）が主催します。

次に大会に出場する国の選抜方法にも違いがあります。

wbcは前回大会の上位１２か国＋予選を勝ち上がってきた４か国の計１６か国が出場しますが、
プレミア12は世界ランキング上位１２か国が出場します。

このランキングはトップチームの成績だけでなく、
各世代の世界大会が対象になっているので、国としての野球力が問われる大会になります。

最後に大きな違いとなるのが、開催時期と球数制限です。

この２つの違いは、参加メンバーにも影響を与える重要な違いになるので
それぞれ個別に紹介します。

プレミア12の開催時期は？

wbcはシーズン開始前の３月に行われるのに対し、
プレミア１２はシーズン終了後の１１月に行われます。

開催時期についてはさまざまな議論がなされていますが、
これといった決定的な案はありません。

候補として挙げられていたのは、

・シーズン前の３月
・オールスター期間などのシーズン中
・シーズン終了後の１１月

などがありました。

それぞれの問題点としては、

ＷＢＣが選択したシーズン前に行う案は、いつもより１ヵ月早く始動しなければいけないので
シーズン中の故障リスクが高まるのではないかと懸念されています。

またシーズン開幕前に調子のピークを合わせることになるので
年間を通してのパフォーマンスが落ちてしまう可能性もあります。

シーズン中に行う案は、本戦だけでも２週間以上かかるので
オールスター期間を利用してもシーズンの中断は避けられません。

今回プレミア12が開催されるシーズン終了後に行う案は、
シーズン中に消耗した体を休ませるオフの期間が短くなってしまう事が問題視されています。

また１１月はドミニカ共和国やプエルトリコなどのウインターリーグとも重なってしまいます。

ＷＢＣの３月に対してプレミア12の１１月開催。
今回は第１回という事もあり、開催時期については試験的な意味合いも含まれているかもしれません。

プレミア12に球数制限はある？

今回行われるプレミア12には、球数制限はありません。

ちなみにＷＢＣの時には、１試合での投球数に厳しいＭＬＢが主催という事もあり
球数や登板間隔に関するルールは細かく決められていました。

１次リーグは６５球まで、２次リーグは８０球まで、
準決勝以降は９５球までしか投げられませんでした。

登板間隔についても同様で、球数に応じて次の登板までの間隔がルールで決められていました。

シーズン終了後に行われるプレミア12では、そのような制限がないので
投手の肩の疲労が心配される点でもあります。

まとめ

第１回のプレミア12ですが、ＭＬＢの参加が微妙な点、
ドミニカなどのウインターリーグと重なる点を考慮すると

参加各国がどれだけのメンバーを揃えられるかがポイントになると思います。

その点、侍ジャパンは国内組だけでも楽しみなメンバーが揃っています。

投手では、大谷翔平、前田健太、藤浪晋太郎。

野手ではトリプルスリーの山田哲人、柳田悠岐。
中村剛也、筒香嘉智の長距離打者も候補に挙がっています。

捕手では森友哉の名前も！

まずは１１月８日の日韓戦を楽しみに待ちたいと思います。